ストレスや不安について アロマを活用してストレスや不安を癒やすにはノリナロール、アントラニル酸ジメチルの芳香分子が効果的です。また、芳香分子のグループでは、エステル類、テルペン系アルデヒド類の成分を選びます。 以下に活用法をご紹介します。 A:トリナロールやエステル類を含むリラックス精油の代表格ラベンダー・ アングスティフォリアに、リナロールを含むイランイラン、テルペン系 アルデヒド類を含むリトセアを加えます。フローラルとシトラス系の香りは神経系に作用して緊張を緩和します。 レシピA ラベンダー・アングスティフォリア: 2滴 イランイラン:2滴 リトセア : 2滴 使い方 ディフューザーで拡散する (1時間に5分くらい)。ほのかに香る程度が効果的。 B:アントラニル酸ジメチルを含むプチグレン、マンダリンとテルペン系ア ルデヒド類を含むレモングラスを加えます。よりフルーティーなシトラス系の香りです。キャリアオイルのファーナス油 (カプリル酸とカプリ ン酸だけの分離抽出油)は、酸化しにくくサラッとしているので、塗布用オイルに最適です。 レシピB レモングラス:2滴 プチグレン : 2滴 マンダリン: 2滴 使い方 胸と背中に5~6滴塗布。ファーナス油: 10ml C:少し高価な精油の組み合わせですが、強いストレスから解放してくれます。より重度なストレスにお試しください。 バスオイルは市販の無香料 の乳化剤でも使用できます。 ぬるめのお湯で20分くらい半身浴をすると、心身をリラックスさせてくれます。 レシピ C カモマイル・ローマン3滴 レモンバーベナ:3滴 ローレル: 3滴 バスオイル (乳化剤) 10ml 使い方 ぬるめの湯 (38~40℃) に混ぜて半身浴をする。 ※ひと言 アロマバスで注意すること 精油の特徴としてほとんどの成分は水(湯)に溶けません。 原液を直接入れると、水面に浮遊した状態になり、お肌に原液がついたり、粘膜を刺激するトラブルが起こります。精油は、専用のバスオイル(乳化剤)に混ぜて、アロマバスをお楽しみください。 引用元 アロマのくすり箱 西別府 茂 著より
訪問看護におけるアロマ④
From 訪問看護スタッフ
2022.02.15