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看護師歴40年からケアマネジャーへ。自由にのびのびと「その人らしさ」を最期まで支える赤塚さんの働き方

病院の相談員として入院窓口から退院支援まで幅広く経験を積んできた赤塚幸子さんは、「専門職として利用者様をきちんと見ていきたい」という思いからケアマネジャーとして在宅の世界へ踏み出しました。あまてらすを選んだ決め手は、社長の「自由にやっていい」というスタンスへの共感。入社4年目を迎えた今、テニスと孫の世話に全力で向き合いながら、看取り支援や利用者様の「やりたい」を叶える仕事に充実感を感じる日々についてお話を伺いました。

PROFILE
お名前 赤塚 幸子
職種 介護支援専門員(ケアマネジャー)
入社 2022年
前職 病院相談員(入院窓口・退院支援・在宅マネジメント)
趣味 テニス、映画鑑賞

「専門職として、きちんと利用者様を見ていきたい」

前職は病院の相談員でした。入院窓口の対応から退院後の在宅マネジメントまで、幅広く関わる仕事でした。患者様が退院した後の生活を支える仕組みをつくる、という意味ではやりがいのある仕事でしたが、同時に「もっと一人ひとりに関わる時間がほしい」という気持ちも積み重なっていきました。

病院勤務のときは、最低限の訪問しかできませんでした。退院後の利用者様が気になっても、病院という組織の中では動ける範囲に限りがある。「この人に今何が必要か」を感じても、すぐに動けない。その歯がゆさが続く中で、「専門職として在宅の方をきちんと見ていきたい」という思いが強くなっていきました。

相談員という立場は、退院後の生活設計を一緒に考える仕事です。その方がどんな場所で、どんな人に支えられながら生活していくか——それをコーディネートする面白さはありました。でも「退院した後どうなったか」を追いかける機会は、病院にいる限り限られていました。在宅の現場でその方の日常に直接入っていくことへの気持ちは、病院で経験を積むほどに強くなっていったんだと思います。

ケアマネジャーとして在宅の世界に入ることを決めたのは、そういう経緯からです。入院から退院、そして在宅でのその後——全部つながって一人の人の人生を支える。病院の外から関わることで、より深くその方の生活に入っていけると感じていました。

「自由に提案できる」が、決め手になった

あまてらすを選んだ理由は、社長の考え方に共感したからです。「自由にやっていい」というスタンスが、私には響きました。

ケアマネジャーという仕事は、利用者様の生活全体を見渡して、必要なサービスをつないでいく役割です。そのためには、「この人にはこれが必要だ」と感じたことをすぐに提案できる環境が不可欠です。組織のルールや手続きが先に来て、必要だと思う支援が後回しになってしまうような職場では、本来の仕事ができない。あまてらすにはそういう窮屈さがなく、専門職として自分の判断を動かせる裁量がありました。

訪問看護を主体とした事業所であることも、私には大きなポイントでした。ケアマネとして連携する先に、同じ職場の看護師や理学療法士がいる。情報をすぐに共有して、チームで動ける。病院時代に感じていた「専門職間のコミュニケーションの薄さ」が、ここにはないと感じました。

必要なときに、すぐ会いに行ける

入社して最初に感じた変化は、「必要だと思ったときにすぐ動ける」ことでした。

ケアマネジャーは法律上、月に一度の自宅訪問が義務付けられています。でも実際には、月1回ではとても足りない場面があります。体調が変わった、家族の状況が変わった、何か気になることがある——そういうときに「行ってきます」と動ける環境があることが、この仕事の醍醐味だと今は感じています。病院勤務のときには考えられなかったことです。

1ヶ月の業務スケジュールも、自分で計画を立てながら動いています。「今月はこの利用者様を重点的にフォローしよう」「この方は状態が落ち着いているから、来月は連絡で確認しよう」——そういう判断を自分でしながら仕事ができる。そのことが、本来ケアマネジャーが目指すべき仕事の姿に近いと思っています。利用者様から「ありがとう」「来てくれてよかった」と言ってもらえる瞬間が、以前と比べて格段に増えました。

看取り支援と、利用者様の「やりたい」を叶えること

ケアマネジャーのやりがいを聞かれると、真っ先に浮かぶのが看取り支援の話です。

末期がんの利用者様は、自分の残り時間を意識しながらも、どうなっていくのか分からない不安を抱えています。痛みが出たときにどうすればいいか、誰に連絡すればいいか——そういった不安を一つずつ丁寧に整理して、「大丈夫ですよ」と伝えていく。「何が不安か」を正面から聞いて、その答えに向き合うことが、ケアマネジャーの大切な役割だと思っています。

印象に残っているエピソードがあります。若い利用者様が「同窓会に行きたい」とおっしゃいました。体の状態から、一人での外出は難しい。でも「行きたい」という気持ちは本物でした。看護師と一緒に同行の調整をして、車椅子の選定も含めて準備を整えて、その方は同窓会に参加することができました。

「やりたいこと」を叶えることは、その人の生き方を支えることだと思っています。その方が病気を抱えながらも「自分らしく生きている」と感じられる瞬間をつくれたとき、この仕事をしていてよかったと心から思います。ケアマネジャーとして直接手を動かすわけではないけれど、チームをつないで、その人の「やりたい」を現実にする。それがこの仕事の核心です。

利用者様が望んでいることをきちんと聞き出すことも、ケアマネジャーの大切な仕事です。「痛みなく、静かに過ごしたい」という方もいれば、「最後まであれをやりたい、ここに行きたい」という方もいる。その望みは一人ひとり違う。だから決め付けずに、まずじっくり話を聞く。利用者様の言葉の奥にある本音に気づくためには、関係性を積み重ねていくしかない。その積み重ねが、ケアマネジャーという仕事の面白さだと感じています。

スタッフのつながりが、仕事の支えになっている

ケアマネジャーはストレスの多い職種だとよく言われます。利用者様の状態変化や家族との調整、多職種連携の難しさ——それが重なって、辞めてしまう方も少なくありません。私がここで楽しく続けられているのは、スタッフとの関係があるからだと思っています。

私はおしゃべりな性格なので(笑)、看護師さんや作業療法士さんと話す機会を意識して作っています。「あの利用者様、最近どうですか」「この方に対してこういうアプローチを考えているんですけど、どう思いますか」——そういった会話がチームの中で自然に生まれている。専門職の視点を互いに持ち寄りながら、利用者様に一番いい支援を考えていける環境が、あまてらすにはあります。

在宅ケアはチームで成り立っています。どのスタッフが入っても安定した支援ができるように、情報を共有して、フォロー体制を整えておく。利用者様との信頼関係は簡単に築けるものではないからこそ、スタッフの采配も大切にしています。難しい状況の利用者様には経験豊富なスタッフを、ある程度関係が安定している方には若いスタッフにも経験を積んでもらう——そういう調整もケアマネジャーの大事な役割だと感じています。

あまてらすには訪問看護師や理学療法士など多職種のスタッフが在籍しているので、ケアマネジャーとして連携しやすい環境があります。利用者様の状態について「昨日の訪問でこういう様子でした」とすぐに情報共有できる。「こういう目標に向けてリハビリを進めてほしい」と伝えれば、連携がスムーズに動く。ケアマネジャーが孤立しやすい環境ではなく、「チームの一員として仕事している」という感覚が持てることが、ここで続けられている大きな理由のひとつです。

テニスも孫も、全部大切にできる

プライベートでは、テニスに夢中です。ゴールデンウィークには週5回練習するくらい(笑)。テニスはダブルスなので、チームとしての動き方や人間関係の作り方も大切です。勝つことだけが目的ではなく、長く楽しく続けていくための体づくりや仲間との関係を大事にしながら取り組んでいます。

孫の世話も、私にとって大切な時間です。「仕事も大事、でも孫ももちろん大事」——そのどちらも無理なく両立できているのが、今の働き方の良いところだと思っています。自分の体調管理をしながら、組織の中で一番の年長者として後輩のサポートもしながら、プライベートも充実させていく。それが私の「自己管理」の意味するところです。

後輩に伝えたいことがあります。最初は大変なこともあるかもしれないけれど、一つひとつ丁寧に取り組んでいけば、必ず道は開けます。そして何より、自分自身を大切にすること。仕事を長く続けるためには、自分の健康とプライベートをきちんと守ることが最初の一歩です。ケアマネジャーという仕事の難しさも面白さも、長く続けるほどに深まっていく。私自身がそれを実感しています。

専門職として利用者様に向き合うためには、「自由に動ける環境」が絶対に必要でした。テニスで週5回汗を流して、孫と過ごす時間を大切にして、職場のスタッフとわいわい話しながら仕事をする。そういう日々の積み重ねが、利用者様のためのいい支援につながっていると思っています。仕事もプライベートも、どちらも本気でいられる場所が、ここにあります。