- 人
- RANKING
- ケアマネジャー

福祉の学校を卒業後、認知症グループホームで20年間経験を積み、ケアマネジャーとしても活躍してきた髙山堅志さん。あまてらすへの転職の決め手は、「ここのスタッフ、楽しそうに働いてるな」という印象でした。直行直帰とICTの活用で業務を効率化しながら、土日は子どもの部活動を全力で応援する——20年超のキャリアを持つ管理者が語る、仕事と家庭を両立する働き方をお届けします。
介護を選んだのは、「制限をかけたくない」という思いから
福祉の学校に進学したのは、もともとお世話が好きだったから。それがいちばんシンプルな理由です。叔父が看護師をしていて、医療の現場のことは身近に感じていたんですが、「看護師になるといずれ患者様に制限をかけることも出てくる」という話を聞いて、それが自分には合わないと思って。だから福祉の道を選びました。
福祉の学校を卒業後、そのまま認知症グループホームに就職しました。そこで20年間、働き続けました。認知症の方の生活を支えながら、「その人らしく過ごせる場所」をどう作るかを考える日々。長く続けられたのは、利用者様との関係の中にやりがいを見つけられたからだと思います。
グループホームでの仕事は、利用者様の「生活そのもの」に関わる仕事です。毎日の食事や入浴、散歩、コミュニケーション——その日その日の変化を見ながら、その人にとって何が心地よいかを考え続けます。認知症という特性もあって、同じ対応が通じないことも多いんですが、だからこそ一人ひとりをよく見ることが大切になってくる。20年間でそういった「観察眼」を鍛えてもらったと思っています。
施設で経験を積む中でケアマネジャーの資格も取得し、その後は居宅のケアマネとして新たなキャリアをスタートさせました。施設でのサポートと、在宅でのサービス調整では仕事の性質が大きく違います。でも「その人の生活をより良くしたい」という根っこは同じ。20歳からこの仕事一筋で歩んできた自分にとって、それは変わらない軸です。
転職の決め手は、スタッフの「楽しそうな姿」だった
あまてらすへの転職は、前職でケアマネとして関わる中で生まれたご縁です。あまてらすの看護師さんやリハビリスタッフが担当エリアに来ることがあって、そのたびに「すごく優しいな」「楽しそうに仕事してるな」という印象を受けていました。利用者様への接し方も丁寧で、「この人たちと一緒に働いてみたいな」と思うようになっていきました。
ケアマネジャーはいろんな職種の人と連携する仕事です。看護師、理学療法士、ヘルパー、医師——それぞれの専門家とやりとりしながら、利用者様に最適なプランを作っていく。だからこそ「一緒に働く人の雰囲気」は、仕事のしやすさに直結します。あまてらすのスタッフと関わる中で「ここなら安心して仕事できそう」と感じられたことが、転職を決意した大きな理由でした。
前職は家族経営の職場で、職場の雰囲気がだんだん変わっていきました。問題が起きたときに「誰かのせい」にするような文化があって、自分の中に不信感が積み重なっていった。「トップが変わらないと何も変わらない」という閉塞感は、一度感じてしまうとなかなか消えないものです。そこに在籍したのは2年間でしたが、「このまま我慢して10年いるより、思い切って動く方がいい」と決断しました。
退職を決めたタイミングで、研修で赤塚さんと一緒になる機会がありました。そこで少し話をして、「あまてらすどうかな」と連絡してみたら、すぐに「いいよ」という返事をもらいました。正式な採用面接はなく、「じゃあ履歴書だけちょうだい」という形で入社が決まったんです。採用のスムーズさに驚きましたが(笑)、それがある意味あまてらすらしさだとも思います。
入社してから感じたのは、「気持ちが楽だな」ということでした。前職では常にピリついた空気があって、何か問題があると「誰が悪い」という話になりがちだった。でもあまてらすは、困ったことがあれば相談できる雰囲気があります。社長が「自由にやっていいよ」というスタンスで、フラットに事業所にも顔を出してくれる。社長も野球をやっていたので、子どもの話で自然と会話が生まれることもあります。大変なことがあっても、前職とは比べものにならないほど気持ちよく仕事ができています。

直行直帰とICTで、働き方が劇的に変わった
入社して最初に感じた変化は、働き方の効率化です。直行直帰ができるので、毎日事業所に顔を出して移動してから訪問、という流れがなくなりました。その分だけ時間に余裕が生まれて、利用者様との関わりに集中できるようになりました。
さらに、タブレットやスマートフォンを使って訪問先で直接記録を入力・確認できる環境が整っています。前職では事業所に戻ってから記録を書くことが多かったので、その差は大きかったです。「書類仕事が多くて訪問に集中できない」というケアマネあるあるのストレスが、かなり軽減されています。
現在は約40名の利用者様を担当しながら、管理者としての業務も兼任しています。月の前半に訪問を集中させるように組んでいますが、イレギュラーな対応や会議が入ることも多く、毎月バタバタしながらも乗り切っています(笑)。ただ、「自由にやっていいよ」という社長のスタンスで働けているので、大変でも気持ちは楽です。
ケアマネジャーの仕事は、訪問だけでなく、各サービス事業者との連絡調整やモニタリング、アセスメントなど多岐にわたります。以前はこれらの書類や記録をすべて事業所に戻ってから処理していたので、夕方以降に事務作業が集中することも少なくなかった。でも今はタブレットで訪問先の情報をすぐに確認したり、その場で入力できるので、帰宅後にもう一仕事、という場面がかなり減りました。「仕事の持ち帰り」が少なくなったことで、プライベートの時間を確保しやすくなっています。
利用者様の笑顔が増えていく——それがケアマネのやりがい
ケアマネジャーの仕事の醍醐味は、サービス調整を通じて利用者様の生活が変わっていく場面に立ち会えることです。適切なサポートが入ることで、生活が安定して表情が穏やかになっていく。家族の負担が減って、ご家族の笑顔が増えていく——そういう変化を目の当たりにする瞬間が、この仕事を続けている理由のひとつです。
継続的に訪問しているうちに、最初は顔を覚えてもらえなかった利用者様が、「あ、来てくれたね」と表情で示してくれるようになることもあります。認知症の方でも、訪問を重ねるうちに関係性が積み重なっていく。そういう人と人との「つながり」の部分が、20年以上この仕事をやってきた自分の中で変わらないやりがいになっています。
ケアマネジャーは「調整役」という性質が強い仕事です。自分が直接手を動かすわけではないけれど、適切なサービスにつなぐことで、利用者様の生活が確実に変わっていく。「あなたのおかげで助かっています」という言葉をいただいた時、あるいはご家族が「最近笑顔が増えました」と教えてくれた時——それがこの仕事のやりがいのど真ん中です。施設で直接関わる仕事とは違うアプローチですが、「生活を支える」という意味では変わらない。そのことをケアマネになってから改めて感じるようになりました。
管理者としては、12月からその役割を担うようになりました。赤塚さんとも連携しながら、社長や本部長にも相談できる環境があります。前職のように「トップが変わらないと何も変わらない」という閉塞感はなく、意見を言いやすい雰囲気があります。社長がフラットに事業所に顔を出してくれることもあって、距離の近さが働きやすさにつながっていると感じています。
転職を考えているケアマネジャーの方に伝えるとしたら、あまてらすは「自分のスタイルで仕事ができる環境」だと言いたいです。担当件数は多いですが、スケジュールを自分でコントロールできる分、仕事のリズムを作りやすい。また、「一緒に働く人の雰囲気」を重視している方には、特に向いていると思います。私が感じたスタッフの優しさは、入社してからも変わらず実感しています。
施設から在宅への転向を考えているベテランの方にとっても、今持っているスキルや経験が在宅ケアマネの現場で活きる場面は多いと思います。認知症ケアや看取りの経験、多職種との連携スキルは、そのまま強みになります。「新しい働き方に踏み出したい」という方には、ぜひ一度話を聞いてみてほしいです。

今いちばん大切にしているのは、子どもたちの部活動を全力で応援することです。高校生の娘はハンドボール、中学生の息子は野球——土日の試合には可能な限り足を運びたい。子どもの受験や部活の大事な場面に立ち会えるのは、この働き方があってこそだと思っています。職場の仲間が行事や会議を代わりに対応してくれるので、「家庭を優先させてもらっていいんだ」という安心感があります。それがあるから、仕事でもしっかり返せる。将来、子どもたちが巣立ったら、趣味のマラソンや登山にもっと時間を使いたいとも思っています。熊本城マラソンには毎年出場していて、走ることが気分転換にもなっています。仕事も家庭も趣味も、自分なりのペースで大切にしながら進んでいける——それが今の自分にとって、いちばんの幸せな働き方です。




