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ケアマネ歴20年超。まだまだ現役を続ける理由と、定年なしで働ける職場を選んだ覚悟

「老体に鞭を打ち、頑張っています」——そう自己紹介する大野美樹さんは、ケアマネジャー歴20年以上のベテランです。2024年にあまてらすへ入社した理由は、実にシンプルかつ明快でした——「定年がないから」。30歳を過ぎてから福祉の世界に飛び込み、介護職からケアマネへとキャリアを積んできた大野さんが、働き続けることへのこだわり、あまてらすで手に入れた自由な働き方、そして20年分の人脈が生んだやりがいの瞬間についてお届けします。

 

PROFILE
お名前 大野 美樹
職種 介護支援専門員(ケアマネジャー)
入社 2024年
前職 介護支援専門員(ケアマネジャー歴20年以上)
趣味 図書館通い

30歳を過ぎてから飛び込んだ福祉の世界——ケアマネ20年のはじまり

高校を卒業してしばらくは、事務的な仕事をしていました。もともとおじいちゃんおばあちゃん子で、高齢者の方と関わることへの憧れはずっとあったんです。ちょうど自分が高校を出た翌年頃に介護福祉士という国家資格ができて、「いつかやってみたい」という気持ちが心の中にあったんですよね。それが30歳を過ぎてから、ようやく形になりました。

最初に入ったのは特別養護老人ホームで、介護職として直接ケアに携わっていました。現場の仕事は充実していましたが、だんだんとマネジメント的な業務にも興味が湧いてきて、「自分の支援の幅をもっと広げたい」という気持ちが出てきたんです。それでケアマネジャーを目指すことになりました。それからはずっとこの仕事一筋で、気がつけば20年以上になります。

ケアマネジャーの仕事は、利用者様が地域の中でどう生活するかをプランニングし、必要なサービスをつないでいく仕事です。直接介護をしていた頃とはアプローチが変わりますが、利用者様の暮らし全体を見渡すことができる分、別の深みがある仕事だと感じています。年数を重ねるほどに、地域の中での顔も広がってきて、できることの幅も増えていく——それがこの仕事を続けてきた一番の理由かもしれません。

「定年になる直前に気づいた」——あまてらすを選んだ、正直な理由

前の事業所には3年ほど在籍していたんですが、入ってからしばらくして「ここには定年制がある」ということに気づいたんです。入社する前にちゃんと確認しなかった自分の甘さなんですけれどもね(笑)。でも、まだまだ働き続けたい気持ちは強くあったので、定年制のない職場を探すことにしました。

あまてらすは、ケアマネジャーとして地域の事業所と関わってきた中で名前を知っていました。訪問看護のスタッフが利用者様に丁寧に接してくれているのを感じていたので、職場の雰囲気への印象はもともとプラスでした。そこに「定年制がない」という条件が重なって、入社を決めました。社長が「元気であれば90歳でも働ける」とおっしゃっているというのを聞いたときは、さすがに笑ってしまいましたが、それくらい働くことへの門戸が広い会社なんだと思いましたね。

ケアマネジャーという仕事は、経験を積めば積むほど利用者様への対応の引き出しが増えていきます。「長く続けること」自体が、仕事の質につながっていく職種だと感じているので、働き続けられる環境はとても重要なんです。定年という壁を気にせずに仕事ができるというのは、自分にとって思っている以上に大切な条件でした。

1人1台の車と直行直帰——働き方がガラッと変わった

入社して一番変わったと感じているのが、働き方の自由度です。前の事業所では車を複数人で共有していたため、誰かに車を引き渡すために一度事務所に戻らなければならない場面が多くありました。それが行動の制限になっていたんですよね。あまてらすでは1人1台の社用車が与えられるので、朝出発したらそのまま夕方まで外で動き続けることができます。

タブレットを使って外で入力や記録作業ができるようになったことも大きい変化です。以前は事業所に戻って作業するのが当たり前でしたが、今は訪問の合間にカフェやロビーで仕事を進めることができる。担当件数をギリギリいっぱいまで持っても回せるのは、こういう効率のいい動き方ができる環境があってこそだと思っています。夏場は車の中での作業が厳しくなるので、涼しい場所を上手に見つけながら動くのがコツですね(笑)。それも含めて、自分でやり方を工夫できる裁量があるということだと思っています。

連休が取れるようになったのも、入社後の変化のひとつです。以前は祝日も土曜日もほとんど休んでいなかったので、まとまった休みを取るという習慣自体がなかったんですよね。今は連休を取れるようになりました。もっとも、遠出したときに利用者様から連絡が来れば「今日は行けません」と伝えるしかないんですが(笑)、それでも以前よりはずっと休みやすくなっています。ケアマネジャーという仕事の性質上、完全に連絡を断つことは難しいのは事実ですが、それは以前からわかってやっている仕事なので、特に苦には感じていません。むしろ「こういう仕事だから続けられる」という感覚があります。

「計画性がある人には最高の職場」——件数を多く持ちたい自分に合った環境

あまてらすの強みを一言で言えば、「自由が利く」ということだと思います。直行直帰、1人1台の社用車、自分でスケジュールを組める裁量——これが揃っているので、しっかり計画を立てられる人であれば、担当件数を多く持ちながら効率よく動けます。

私自身、担当件数が少なくなるとストレスを感じるタイプなんです。たくさん動いていたい。だからこの環境は自分にとてもよく合っているんですよね。ただ、ケアマネジャーによってはゆったりとした件数で丁寧にやりたいという方もいらっしゃいますから、そういう方には少し働き方が違うかもしれない。「自分で動きを作っていくのが好き」「計画的に仕事を回せる」という方には、非常に向いている職場だと思います。

事務所に人が集まりやすい雰囲気があるので、困ったことがあれば相談しやすい環境もあります。特にケアマネジャーとしてまだ経験が浅い方にとっては、同じ職種の先輩に聞けることが、日々の業務の安心につながるんじゃないかと思いますね。自由度が高い分、孤立しがちな側面もある仕事ですから、そこが補われているのは大事なポイントだと感じています。

20年の人脈がつないだ、スムーズな特養入所

仕事で印象に残っているのは、認知機能が急激に低下した利用者様の特養入所をスムーズに実現できた事例です。平日ずっとデイサービスを利用されていた方なんですが、ご自宅での様子が急変して、娘さんへの当たりが強くなってしまい、家族だけでは見ることが難しい状況になりました。

レスパイト入院も試みたんですが落ち着かず、介護保険の変更申請をかけながら特養のショートステイも同時に導入しました。その後、要介護度が2から4に上がったことで、ショートステイで使っていた特養にそのまま入所という流れが実現できたんです。最短距離で施設への移行ができて、ご家族にも安堵していただけました。

うまくいった背景には、運もあったと思っています。その特養の相談員の方が、かつて私がケアマネジャーの実務研修で教えた方で、以前から面識があったんです。20年のキャリアの中で積み上げてきた地域のネットワークが、こういう場面でつながることがある。それがこの仕事の面白さでもあるなと感じました。

ケアマネジャーは地域の中に根を張る仕事だと思っています。病院、施設、ヘルパー事業所、訪問看護ステーション——いろんな場所と日常的に関わりながら、顔と顔のつながりが積み重なっていく。その積み重ねが、いざというときに利用者様の助けになる。長く続けてきてよかったと感じる瞬間のひとつが、こういうときです。

自転車通勤と図書館通い——「体の続く限り」働き続けるために

当面の目標は健康第一、これに尽きます。そのために日常的に自転車に乗ることを心がけていて、通勤も自転車です。事務所はすぐ近くなんですが、それでも毎日乗ることで体を動かす習慣を維持しています。

趣味は図書館通いです。仕事の合間の静かな時間に本を読むことが好きで、図書館はその場所として欠かせません。ケアマネジャーという仕事は、責任の重さから「仕事が生活のウェイトの上位を占める」感覚がずっとありますが、だからこそオフの時間を大切にするようになりました。体を整えて、気持ちをリセットして、また仕事に向かう——そのサイクルを続けていくことが、長く現役でいるための秘訣だと思っています。

いつまで働くか、という目標を聞かれると「体の続く限り」としか言いようがないんですよね。まだ区切りのイメージが自分の中にない。それはこの仕事にまだやりきれていないことが残っているからなのか、単純にこの仕事が好きだからなのか——たぶん両方だと思います。求職者の方に伝えるとすれば、しっかり計画性を持って動ける方にとって、あまてらすは本当に働きやすい職場だということです。自由な分だけ、自分で仕事を作っていく力が試される場所でもありますが、それが面白いと思える方にはきっと合うはずです。

20年以上やってきた仕事を、定年を気にせず続けられる場所を見つけられました。「老体に鞭を打ち」なんて言いながら、まだまだやりたいことはたくさんあります。体が続く限り、この仕事を続けていくつもりです。