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スタッフの「もったいない」をなくしたい。あまてらすが大切にするマネジメント哲学

あまてらすは、スタッフの「もったいない」をなくしたいと思っている会社です。能力がある、人柄もいい、基礎もしっかりしている——なのに、自分の将来像を描けていない。その力を、今の環境や枠にとらわれて十分に発揮できていない。そういう場面を見るたびに、「もったいない」という気持ちが湧いてくる。この感覚が、あまてらすのマネジメントの根っこにあります。

 

「もったいない」の正体

あまてらすがスタッフに感じる「もったいなさ」は、能力への過小評価ではありません。むしろ逆です。

看護師はもともと、すごい能力を持っている職種です。患者様を想う気持ち、患者様の力になろうとする姿勢——そういった資質がなければ、そもそもこの仕事を選ばない。でも、「自分にはどんな力があるか」に気づいていない方が多い、というのが私たちの実感です。病院や施設では、決められた仕事をこなすことが求められる場面が多く、自分で考えて動く経験が少ない分、自分の可能性に気づく機会も少なくなりがちです。

せっかくの能力が、今の環境や枠にとらわれて眠ったままになっている。あまてらすはその「もったいない」を「すごいじゃないか」に変えていく場所でありたいと思っています。

訪問看護という仕事は、一人で利用者様の自宅に訪問し、自分で考えて動くことが求められます。病棟とは違い、その場で判断する場面が多い。だからこそ「自分の能力」が直接問われやすく、同時に「自分の力でやっている」という実感を得やすい仕事でもあります。その環境に入ることで、自分の可能性に気づくスタッフが多いというのが、私たちの実感です。「病棟では自分の貢献が見えにくかったけど、訪問に出てから手応えが変わった」——そんな声が、スタッフから届きます。

「長所に注目する」を、文化にしたい

私たちが意識的に取り組んでいることのひとつが、「長所に注目すること」です。

フィードバックをするとき、欠点の指摘よりもその人の長所を伸ばす方向で話す。そうすると、受け取る側の反応が変わります。素直に受け入れてもらえる。自分の可能性を、自分の言葉で語り始めてくれる。「お互いの長所を尊重し合える職場をつくりたい」というのが、あまてらすの考え方です。

誰かのいいところに気づいたら、それをチーム全体で共有する。「上手くいっている理由をみんなで共有できる組織にしたい」——その思いが、あまてらすの日々のコミュニケーションの土台になっています。欠点をつぶしていく文化ではなく、強みを積み上げていく文化。それがスタッフの自信と、組織全体の底上げにつながると考えています。

こんなエピソードがあります。あるとき、外部の営業マンと一緒に動く機会がありました。そのとき、「あまてらすのスタッフと同じステップで動いている」という気づきがありました。訪問看護のスタッフは営業未経験なのに、ベテランの営業マンと同じことをやっている。そういう気づきをスタッフ本人に伝えると、「えっ、そうなんですか」と驚いてくれる。その反応の中に、私たちがこの仕事をしている意味があると感じています。「自分にはそんな力があったのか」と気づいた瞬間に、人は変わります。

ルールではなく、目標で動く組織

あまてらすでは、スタッフに現場を任せています。「利用者様のために何ができるか」を自分で考えて動く。そのための裁量と信頼を、できる限り渡したいという考え方が根底にあります。

「現場で『もっとよくできる』と感じても、ルールの壁で動けない」——そういうもどかしさを経験してきたからこそ、私たちはルールより目標で動く組織を目指しています。「利用者様のため」を軸に自分の頭で考えて動ける環境。それがあまてらすの目指す組織の姿です。

完全な放任ではありません。経営方針はスタッフに共有し、「作って終わりではなく、管理職からスタッフへと浸透させること」を大切にしています。方向性をそろえた上で、あとは一人ひとりが自分の頭で考えて動く。そういう組織をつくることが、あまてらすの方針です。

スタッフから「こうしたら利用者様にもっと喜んでもらえる」「この部分を変えたら動きやすくなる」という提案が出たとき、私たちはそれを「ルールにないからできない」とは言いたくない。現場の声がそのまま改善につながる。そういう風通しの良さを、組織の文化として根付かせていきたいと考えています。

事業所の規模についても考え方があります。「一つの事業所は3〜5人が適切」というのがあまてらすの見立てです。情報共有がしやすく、チームとして機能しやすい人数。事業所を増やしながら最適な規模を保つことで、現在の約50名規模から将来的には400名規模を目指しています。小さなチームの集まりとして広がっていくからこそ、スタッフ一人ひとりの声が届く組織を保てると考えています。

「将来像を持って動いてほしい」

私たちがスタッフに伝え続けていることのひとつが、「自分の将来像を持って動いてほしい」ということです。「今の職場が合わないから転職する」ではなく、「将来こうなりたいから、今ここで働く」という軸を持ってほしい。その違いが、仕事への向き合い方を大きく変えていきます。

「せっかくの能力を、環境や枠にとらわれたままにしてほしくない。『将来、自分がどうなりたいか』という目標を掲げて、自分のためにも、周りのためにも、存在を発揮してほしい」——この考え方が、あまてらすのスタッフへの関わり方の基本になっています。

あまてらすでは、独立を目指すスタッフへの支援も積極的に行っています。これまでに3名のスタッフが独立し、自分で訪問看護ステーションを持って活躍しています。私たち自身が独立時に苦労した経験を持つからこそ、「伝えられることはどんどん伝えていきたい」という姿勢で関わっています。独立したいと思った時に、孤独にさせない。そのサポートができる組織でありたいと思っています。

スタッフが成長すれば、会社も成長する。会社が成長すれば、スタッフに還元できる。その好循環の中で「もったいない」がなくなっていく——あまてらすが目指す組織像は、そこにあります。

「もったいない」を「すごいじゃないか」に変えていく

長所を伸ばし、将来像を持って動ける組織にする。そのためにスタッフに裁量を渡し、経営方針を共有し、独立まで支援する。私たちがやってきたことをひと言でまとめると、全部「もったいないをなくすため」の取り組みです。

あまてらすに入って変わったと話すスタッフは少なくありません。「病棟では自分の貢献が見えにくかったけど、訪問に出てから手応えが変わった」「管理職から言われたことをこなすだけだったのに、自分で提案することが増えた」——そういう変化の話を聞くたびに、この場所をつくってよかったと感じます。

能力があるのに気づいていない、発揮できる環境にいない——そういう人を放っておけない、というのがあまてらすという会社の根っこにある感覚です。転職を考えているなら、まずその力を正当に見てくれる場所があるかどうかを確かめてほしい。あまてらすはそういう場所でありたいと思っています。

「もったいない」は、諦めではありません。可能性を見ているから出てくる言葉です。あまてらすは、スタッフの可能性を信じることを、マネジメントの中心に置き続けます。

「今の職場では評価されていない気がする」「自分の力を活かしきれていない」と感じているなら、ぜひ一度あまてらすを見に来てください。定期的にカジュアル見学会も開いています。スタッフが率直に話してくれる場なので、職場の雰囲気を自分の目で確かめてもらえます。

才能に気づけば、一を十に、十を二十にできる。あまてらすは、スタッフ一人ひとりに天から与えられた才能があり、それを活かせばもっと世の中の役に立てると信じています。「もったいない」を「すごいじゃないか」に変えていく——それがあまてらすという場所の意味です。