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2人の子どもを育てながら、2025年にあまてらすへ入社した森勝絵さん。病棟での残業続きの日々に限界を感じ、「患者様とじっくり向き合いたい」という気持ちを胸に訪問看護の道へ踏み出しました。決め手になったのは、社長の言葉への共感。入社後は時間的なゆとりを取り戻し、子どもとの時間を大切にしながら、多職種と連携する訪問看護ならではのやりがいを実感する毎日を送っています。
残業続きの病棟生活——「このままじゃいけない」と思い始めた
前の職場は病棟でした。仕事そのものは好きでしたが、残業が多くて、家事や育児との両立がどんどん難しくなっていったんですよね。子どもたちがまだ小さくて、帰りが遅くなるたびに「今日も一緒にいてあげられなかった」という気持ちが積み重なっていって。看護師として頑張りたい気持ちはあるのに、家での自分との間でずっとしんどさを感じていました。
病棟の仕事は、どうしても一人の患者様にじっくり関わる時間が取りにくい。複数の方を同時に担当しながら、処置も記録も緊急対応もこなしていくうちに、「この方のこと、もっとちゃんと知りたいのに」と感じる場面が何度もあって。看護師になった理由は、患者様一人ひとりと向き合うことだったはずなんです。でも病棟では、それができていない自分がいた。
残業が減らない現実と、看護への思い——その両方が重なったタイミングで、訪問看護という選択肢を真剣に考え始めました。「患者様とじっくり向き合い、看護をしたい」という気持ちが、転職の一番の理由です。

社長の話を聞いて、「ここだ」と思った
あまてらすを選んだのは、社長の話を聞いて考え方に共感したからです。
訪問看護のステーションはたくさんあって、どこを選べばいいか正直迷っていました。条件だけ見ても、どこも似たように見えてしまう。そんな中であまてらすの社長の話を聞く機会があって、「なぜ訪問看護をやっているのか」「どういう看護をしたいのか」という部分の考え方に、素直に共感できたんですよね。「ここで働きたい」と思ったのは、条件よりも先にその気持ちでした。
働く場所を選ぶ時って、給与とか休みの取りやすさとか、目に見える条件に目が行きがちです。でも実際に働き始めると、一番大事なのって「この職場の考え方に自分は共感できるか」ということだと思っていて。社長の言葉を聞いた瞬間に「方向性が同じだ」と感じられたのが、入職を決めた一番の理由です。
入ってみてからも、その感覚は変わっていません。仕事の中で「なぜこうするのか」という考え方の部分が、自分の中にある看護観とずれていない。それがあることで、日々の仕事に迷いなく向き合えているんだと思います。
子どもとの時間が戻ってきた——働き方が、変わった
入社して一番大きく変わったのは、時間のゆとりです。前職では残業が多く家事育児との両立が難しかったのですが、今は時間的にも働きやすく、子どもとの時間もちゃんと取れるようになりました。
帰る時間が決まっていて、残業がほとんどない。それだけのことなんですが、生活のリズムがまったく変わりましたね。子どもたちと夕食を一緒に食べられる日が増えて、「今日どうだった?」って話を聞いてあげられる時間が戻ってきた感じがしています。看護師として働きながら、母親としてもちゃんといられる。病棟にいた頃に「どちらかを諦めなければいけない」と感じていた重さが、かなり軽くなりました。
訪問看護は自分でスケジュールを動かしながら仕事をするので、最初は段取りのやり方に慣れるまで少し時間がかかりました。でも慣れてくると、「今日は午前中に訪問を集中させて、午後に記録を済ませよう」というように、自分でペースをつくっていける面白さもあって。病棟とは違う動き方なんですが、それが今の自分の生活スタイルにはよく合っているなと感じています。
「ありがとう」の一言と、チームで支える実感
やりがいを感じた場面で印象に残っているのは、内服の自己管理が難しい利用者様の支援をした時のことです。
その方は、薬を決まった通りに飲むことがなかなか難しい状況でした。どうすれば自分で管理できるようになるか、何が障壁になっているのかを一緒に考えながら、訪問のたびに少しずつ関わり続けて。その積み重ねがあって、最終的に利用者様から「ありがとう」という言葉をいただいた時に、「あ、この仕事をやっていてよかった」と強く感じました。病棟では一人の方にこれだけ継続して関わることがなかなかできなかったので、その経験は訪問看護ならではのものだと思っています。
もうひとつ実感しているのが、多職種と連携しながらチームで支えることのよさです。ご家族との関わり、ケアマネジャーや他の職種の方たちとの協力——そういう「たくさんの人が一人の利用者様を取り囲んでいる」という構図が、在宅医療の現場にはあります。自分一人でできることには限界がありますが、チームで動くことで利用者様が在宅で安全に生活を続けられる。そのチームの一員として動いている実感が、訪問看護のよさだと思っています。

学びながら、広報活動にも携わっていきたい
今後の目標は、ふたつあります。
直近は、学びを深めること。子どもがまだ小さいので、まとまった時間を取るのはなかなか難しいのが正直なところです。でも、できる時間の中で腹膜透析や精神疾患など、これから訪問看護で増えてくる疾患について学んでいきたいと思っています。利用者様により良い看護を提供できるように、自分の引き出しを少しずつ増やしていくイメージです。
先々の目標では、広報活動にも携わってみたいと思っています。訪問看護に興味はあるけど一歩踏み出せていない方、育児と仕事の両立に悩んでいる方——自分がそうだったように、不安を抱えている人が「あ、こういう働き方ができるんだ」と感じてもらえるような発信ができたらいいなと。自分の経験や強みを活かして、あまてらすのことをもっと多くの方に伝えていきたいです。
病棟で感じていた「向き合いたいのに向き合えない」もどかしさが、今はない。子どもとの時間も持てている。「仕事も、育児も、どちらも諦めなくていいんだ」ということを、もっとたくさんの看護師の方に伝えていけたらと思っています。




