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「まずは動いてみること」。2児の母が踏み出した在宅看護の世界

2人の子どもを育てながら、2025年にあまてらすへ入社した甲斐里穂さん。病棟での経験を経て、「生活の場の主体である在宅を支えたい」という思いから訪問看護の道を選びました。「柔軟な働き方ができる」という点があまてらすへの決め手になり、入社後は「まずは行動してみる勇気」という新しい自分に出会ったといいます。趣味の釣りを楽しみながら、家庭と仕事の両立を満喫する甲斐さんに、訪問看護を選んだ理由とあまてらすでの日々をお聞きしました。

PROFILE
お名前 甲斐 里穂
職種 看護師
入社 2025年
前職 病棟看護師
家族 2人の子どもを子育て中
趣味 釣り

「生活の場の主体は、在宅にある」——その気づきが転換点だった

訪問看護を選んだ理由を聞くと、甲斐さんはこう言います。「生活の場の主体である在宅生活を支えたいと思ったからです」。

病棟で働いていた頃、ふと気づいたことがありました。患者様は病院にいる間、病院のルールやペースの中で生活しています。でも本来、その方の生活の主体は「自宅」にあります。自分の家で、自分のペースで、自分らしく過ごすことが、その方にとっての日常のはずで。病院という場所は、その日常に戻るための一時的な通過点でもある。

そう考えるようになってから、「自宅という生活の場に直接関わりたい」という気持ちが強くなっていきました。病院の外に出て、その方の暮らしの中で看護をすることが、本当の意味でその方を支えることにつながるんじゃないか——そういう思いが、訪問看護への一歩を後押ししてくれました。

2人の子どもを育てながら転職を決断するのは、簡単ではありませんでした。でも「やりたいことをやらないまま続けることの方がしんどい」という気持ちもあって。そのタイミングであまてらすに出会いました。

「柔軟な働き方ができる」——その一言が決め手だった

あまてらすを選んだ理由は、シンプルです。柔軟な働き方ができると感じたから。

子育て中の自分にとって、「融通が利くかどうか」は職場選びで外せない条件でした。子どもの体調が崩れることは必ずあるし、学校行事、急な対応——育てていれば予測できないことが日常的に起きます。そういう時に「とにかく来てください」という職場だと、どれだけ仕事が好きでも長く続けることが難しくなる。

あまてらすは、そこに柔軟に応えてくれる職場だと感じました。実際に入ってみても、その感覚は変わっていません。「無理のない働き方で満足している」というのが、今の正直な気持ちです。「満足している」というのは、決して妥協しているということじゃなくて、自分のペースと仕事のペースがちゃんと噛み合っているということ。それがこんなにも気持ちの余裕をつくってくれるんだと、入ってみて改めて実感しました。

ワーママ看護師にとって、「無理のない働き方」と「やりがいのある仕事」が両立できる職場はそう多くないと思っています。あまてらすはそれが両立できている職場のひとつだと感じているので、子育て中で転職を悩んでいる方には特に伝えたいですね。

「まずは行動してみる勇気」——入社して、自分が変わった

入社して一番変わったことを聞かれたら、「まずは行動してみる勇気が持てるようになった」と答えます。

病棟にいた頃の自分は、どちらかというと慎重でした。「失敗したらどうしよう」「まだ準備が足りないかもしれない」と考えすぎて、一歩踏み出すまでに時間がかかることが多かったんですよね。訪問看護という世界に飛び込むこと自体、相当悩みました。子育て中だし、環境を変えることへの不安もあったし。

でも実際に動いてみたら、案外なんとかなった。わからないことがあれば聞ける環境があって、一人で抱え込まなくていい仕組みがあって、少しずつ自信がついていきました。「やってみなければわからない」という感覚が体でわかった、という感じです。

その経験が積み重なって、今は「とりあえずやってみよう」という気持ちで動けるようになってきました。仕事の中で新しいことに当たった時も、以前よりずっとフットワークが軽くなった気がします。訪問看護という仕事そのものが、自分のそういう部分を変えてくれたのかもしれません。

目標は、家庭と仕事の両立を「楽しむ」こと

「当面の目標は?」と聞いたら、甲斐さんはこう答えてくれました。「家庭と仕事の両立を楽しむこと」。

「こなす」でも「乗り越える」でもなく、「楽しむ」という言葉が印象的でした。育児と仕事を両立している看護師は多いですが、「楽しむ」という域に達するのは、働く環境が整っていないとなかなか言えない言葉だと思うんですよね。

今は、仕事が終われば子どもたちと過ごす時間がある。休みの日には趣味の釣りに出かけることもある。「仕事も、家庭も、自分の時間も、全部ある」という感覚が、少しずつ当たり前になってきました。病棟にいた頃は、どれかを削らないともたなかった。今はそうじゃない。

釣りは、集中して自然の中にいられる時間が好きで。ぼーっとしているようで、実はいろんなことを考えていたりするんですよ(笑)。仕事のことを整理できる時間でもあって、気持ちをリセットするのにちょうどいいんです。そういう自分だけの時間が確保できていることが、仕事への活力にもなっています。

子育て中で「転職したいけど、踏み出せない」と悩んでいる看護師の方に伝えたいのは、「まずは動いてみること」です。動く前は不安の方が大きいんですが、動いてみると見える景色が変わります。家庭と仕事を「楽しむ」という選択肢は、ちゃんとあると思っています。