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訪問看護に興味はあるけれど、「病棟とどう違うのか」がよくわからない——そういう声をよく聞きます。給与・残業・夜勤・患者様との関わり方・チームの雰囲気。気になるポイントはいくつもあるのに、なかなかリアルな情報が手に入りにくい。この記事では、病棟や施設など前職から転職してきたあまてらすのスタッフの言葉をもとに、「実際に働いてみて、ここが違った」というポイントを率直にお届けします。
① 患者様との関わり方——「5分」から「60分」へ
病棟では、看護師1人が複数の患者様を同時に担当します。処置・記録・緊急対応が重なり、1人の方にじっくり向き合う時間をつくることが難しいのが現実です。
一方、訪問看護は1件の訪問が原則60分。ナースコールに呼ばれることもなく、その1時間は丸ごとその利用者様のための時間です。生活の場に入り込み、その方の暮らし方・人間関係・大切にしていることを知った上でケアができる。「ケアをする」から「その人の生き方を支える」に変わる感覚が、訪問看護ならではのやりがいです。
「病棟では看護師1人で20人を担当していて、1人の方に関われる時間が1日で5分あるかないか、という状況でした。その方が何を感じているのか、何を不安に思っているのか、聞く時間も余裕も作れない。訪問に出てみて最初に感じたのが『ナースコールが鳴らない』ということ。その1時間は丸ごとその利用者様のための時間なんです。『あ、これがやりたかった看護だ』と思いましたね」
川上 眞依さん(看護師・前職:病棟看護師6年)
「20年以上キャリアを積む中で、『退院後にも関わり続けたい患者様』が何人かいて、その方たちのことが頭から離れなかった。退院してからも、ちゃんとリハビリを続けてほしい。でも病院の仕組みの中では関われない。そのもどかしさが積み重なっていきました」
中園 悦加さん(理学療法士・ケアマネジャー・前職:病院勤務20年以上)
② 自律性と裁量——「指示を待つ」から「自分で判断する」へ
病棟では医師の指示のもとで動くことが基本です。「必要だと思っても、組織の手続きが先に来て動きにくい」と感じたことがある方は多いはずです。
訪問看護では、利用者様の生活全体を見渡して「今何が必要か」を自分で判断して動く場面が増えます。看護師・リハビリ職が主役になれる場面が多い分、責任も大きくなりますが、その裁量が仕事への手応えにつながります。あまてらすでは、一人で判断が難しい場面はすぐにチームへ相談できる体制を整えているので、「孤立して動く」ではなく「自律して動く」が実現できます。
「前の職場では最低限の訪問しかできませんでした。退院後の利用者様が気になっても、病院という組織の中では動ける範囲に限りがある。あまてらすに入って最初に感じた変化は、『必要だと思ったときにすぐ動ける』こと。月1回ではとても足りない場面があれば、『行ってきます』と動ける環境があることが、この仕事の醍醐味だと今は感じています」
赤塚 幸子さん(ケアマネジャー・前職:病院相談員)
「あまてらすは、規則が緩いわけでは全然ない。ルールはちゃんとあります。でもそのルールを守りながら、自分の思うように仕事ができる。ケアマネという仕事は、自分で計画を立てて、自分で動いて、自分で後処理をしていくものですから、その裁量が持てることがとても大切なんです」
城本 二美代さん(ケアマネジャー・前職:ケアマネジャー/在籍6年)

③ 時間・残業・夜勤——生活リズムが変わる
病棟看護師にとって、夜勤と残業は「当たり前」になっていることが多いですが、体や家族への負担は小さくありません。訪問看護は、夜勤なし・定時帰宅が基本です。直行直帰で通勤時間も短縮でき、「50分で看護・10分で記録」の方針で記録の残業も仕組みで解決しています。
「定時に帰れること」は、翌日の仕事の質にも影響します。十分な休息が取れれば、次の訪問に集中できる。家族との時間が確保できれば、気持ちのゆとりが生まれる。生活リズムが整うことで、仕事そのものへの向き合い方が変わったというスタッフの声が多くあります。
「前職では残業が多く、家事や育児との両立がどんどん難しくなっていきました。帰りが遅くなるたびに『今日も一緒にいてあげられなかった』という気持ちが積み重なっていって。今は子どもたちと夕食を一緒に食べられる日が増えて、病棟にいた頃に『どちらかを諦めなければいけない』と感じていた重さが、かなり軽くなりました」
森 勝絵さん(看護師・前職:病棟看護師)
「夜勤がどうしても厳しくなって転職を決断しました。病院での経験があったからこそ、訪問先で判断を求められる場面でも慌てずに動けています。結果的にはちょうどいいタイミングだったと思っています」
川上 眞依さん(看護師・前職:病棟看護師6年)
④ チームの雰囲気——「一人で動く」けど「孤独ではない」
訪問看護師は基本的に一人で利用者様宅へ向かいます。「一人で判断しなければならない場面が怖い」という不安は、転職前によく聞かれる声です。
あまてらすでは、困ったことがあればすぐにチームへ相談できる体制を整えています。直行直帰が基本でも、事務所に顔を出して同僚と話してから訪問に向かうスタッフも多い。一人で動く仕事だからこそ、チームのつながりが大切だということをあまてらすは意識しています。また、看護師だけでなくケアマネジャー・理学療法士・作業療法士・ヘルパーが同じ職場にいるため、多職種での連携がその日のうちに取れる環境があります。
「訪問業務なので直行直帰も選べるはずなんですが、事務所に一度顔を出してから訪問に向かうスタッフが多くて、自然にコミュニケーションが生まれる職場です。わからないことがあってもすぐ聞ける環境があるし、訪問先で難しい状況があったとき同僚に相談できる気軽さがある。『一人で抱え込まなくていい』という感覚は、訪問看護という仕事を続けていくうえで、思った以上に大切だと実感しています」
川上 眞依さん(看護師・前職:病棟看護師6年)
「同じ会社の中に訪問看護だけでなく、訪問薬局や高齢者住宅のサービスもある。利用者様に『こういうサービスもありますよ』とお伝えできることで、利用者様の生活がより豊かになる。訪問看護ステーションだけで抱えるのではなく、チームで対応できる幅の広さが、ここを選んだ決め手でした」
小林 聖汰さん(作業療法士・前職:病院勤務5年8ヶ月)

⑤ 給与・評価——頑張りが見える仕組みかどうか
病棟では、どれだけ頑張っても給与に直接反映されにくい環境があります。年次・役職で横並びになりがちで、「頑張りが評価されているかどうかわからない」という感覚を持ちながら働いている看護師は少なくありません。
あまてらすでは、訪問件数の増加や新規利用者様の獲得・スタッフ紹介採用などに応じたインセンティブ制度を導入しています。「動いた分が目に見える形で返ってくる」仕組みにすることで、頑張りたい人が正当に評価される環境を整えています。もちろん、インセンティブだけが評価の全てではありませんが、「自分の努力がどこに出ているかわからない」という漠然とした不安が解消されることで、仕事への向き合い方が変わったというスタッフが多くいます。
「病院にいたときは、インセンティブ制度というものがまったくなかった。どれだけ頑張っても給与に直接反映されることはなかったので、『自分の努力はどこに出ているんだろう』という感覚がずっとありました。訪問件数を増やして初めて報酬をいただいたとき、頑張りが数字として目に見えてくるということが、シンプルにやる気になりましたね。自分の行動が会社全体の結果にもつながっているという実感も持てるので、仕事への向き合い方が根本から変わったと思っています」
小林 聖汰さん(作業療法士・前職:病院勤務5年8ヶ月)
正直に言うと——向き不向きはある
病棟と訪問看護の違いを伝えながら、あまてらすが正直に思っていることがあります。それは、「訪問看護が全員に向いているわけではない」ということです。
「チームで動く病棟の方が自分には合っている」「常に仲間が近くにいる環境でないと不安」という方もいるし、それは正直な感覚だと思います。訪問看護は一人で動く時間が長い分、自律的に仕事を組み立てられる方・「その人の生活に深く関わりたい」という思いが強い方にとっては、非常に合っている仕事です。
「向いているかどうか、自分でもわからない」という方に、私たちはカジュアル見学会や現場同行をお勧めしています。実際に訪問の現場を見て、スタッフに話を聞いてみることが、「自分に合っているか」を判断する一番の近道だと思っています。
「病棟から訪問看護に転職しようか迷っている」という方に一番伝えたいのは、「まず一度見に来てほしい」ということです。この記事で紹介したスタッフたちも、最初は不安を抱えながら転職してきた人たちです。あまてらすのカジュアル見学会では、転職のリアルを率直に話してもらえます。「向いているかどうか」を考えるのは、会いに来てからでも遅くありません。




